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ここでは公にあまり出てこない裸足の研究や資料を公開しています。なお、これらの資料は裸足の研究者である吉野剛氏の提供によるものです。

Robbins Hana, 1987
4か月間裸足で歩いてもらったらアーチが柔らかくなった。衝撃吸収に効果期待この論文の中で、裸足で走っている人とシューズを走っている人が半々存在するタヒチでは裸足で走ってる人達からの怪我の報告がされたことがない。
 
Clarke et al.,1983: Peter et al., 1994: Cole et al., 1995
シューズを履いた時と裸足で走った時の地面から受ける負荷を計測。裸足の時の方が負荷が少なかった。衝撃からくる怪我を防げる可能性大。
 
Wit et al. 1996
裸足で走る時とシューズで走るときの負荷を調べる。裸足で走るときは着地が前の方になっていて、衝撃を和らげるために自然に体が官能している可能性大。裸足ではフォアフットが基本になるのではないか。
 
Stacoff et al., 1991
裸足で走った時とシューズで走った時のプロネーションを比較。裸足で走った時がプロネーションの度合いが一番小さかった。シューズの会社はこのプロネーションを和らげるために色々とシューズを改良。しかし裸足が一番プロネーションが少ない→怪我が少なくなるはず。
 
Robbings et al.,1995
シューズを履いて走ると地面から受け取る情報が少なくなり足首の靭帯を痛めてしまう。一時的な怪我の中で最も多い捻挫。これも、この事から裸足の方が捻挫しにくい事が理解できると思う。
 
Saxton 2005
シューズを履いて走ると踵から着地してしまいがち。これはブレーキがかかり遅くなってしまう。裸足はフォアフットもしくはミッドフット着地でブレーキがかからなくて済む。さて、裸足をサポートする研究をいくつかあげてみました。そして私がやった研究は2007年に発表。裸足で走った事が無い人達を7週間裸足で週に2回走らせるというもの。今までは裸足で歩いて4カ月もしくは一回だけの裸足のテストであったが、裸足で長い期間走らせるとどうなるかという世界初の研究である。衝撃は少なくなったが、速く走れるかというところで、全く逆の結果が出てしまいました。冬場に行ったため、アスリートのトレーニング自体少なくなり、体重が増えたのもその原因と考えられる。また、ランニングマシーンで走ったため、速く走ろうとしても走れないということ、(上にエネルギーが逃げる)もしくは衝撃吸収で筋肉への負担が増えたためとも考えられる。ただ10名中2名は著しくランニングのタイムが伸びたのも事実である。